「音咲か爺さん」Vol.2

音咲か爺さん奮闘記 その2
こんな素敵なめぐり会いが起きるなんて!この世の中捨てたものじゃないべさぁー。


<写真左>Living Music 試聴室でのミューズハート スピーカー「S-2C-GSX」(中央)とイソダ スピーカーケーブル 「クライテリオン HX-2060」(白いケーブル)の勇姿
<写真右>前列 左端:礒田行智さん 中央:音咲か爺さん こと 広瀬勝治 右端:フランスで著名なオーディオレビュアー ジャン 平賀氏

それは、2009年の春に来た、たった一通のダイレクトメールから始まった。イソダエレクトリク合同会社(和歌山県東牟婁郡・代表 礒田行智さん)からの新規法人立ち上げと、新製品ケーブル開発中のお知らせであった。
イソダケーブルの名前こそ、どこかで聞いて知ってはいたが、具体的な内容については、全く知識として持ち合わせなかった。そして、9月中旬に、突然、1ペアのRCAピンケーブルのサンプルが試聴用として、送られて来た。ケーブルの構造が分かるカットモデルが同梱されている。今まで見たことのない螺旋構造のへんてこりんなケーブルである。こんなケーブルでは期待は出来ないだろうと思いつつ、何げなく、レファレンスのケーブルと交換して、いつものCDを聴いた。レファレンスケーブルと比較して、やや元気な音がする。クオリティ的には、レファレンスケーブルと較べても、そのへんてこりんな構造からは想像もできない、格調高いものを伺わせる。高音と特に低音の出方が生々しい。その分、女性ボーカルがやや奥まって聴こえる感じがした。その旨、開発者の礒田さんにお礼かたがた生電話で、正直に伝えた。

そして10月3日、運命の出会いである。なんと開発者の礒田さんが出来たてほやほやのスピーカーケーブルを持参で、わざわざ来店されたのだ。 挨拶もほどほどに、早速、レファレンスのピンケーブルとスピーカーケーブルを交換して、音咲か爺さんのレファレンスCDとなっているDADAWAの女性ボーカルの美しい「阿姐鼓(ア チェ フー)」(中国・上海のレコード会社(1994年5月製作)で、チベットで2年間掛けて録音し、上海のスタジオで半年掛けて編集したという珠玉のCD)で、音出しをした。

・・・・・なんじゃぁ こりゃあぁ!!!・・・・・
いつものシステムから出て来る音ではない!!・・・・・!!

余りにも生々しく、澄み切った蒼穹の下のチベットの高原で、爽やかな風に吹かれながら、牛さん達が、羊さん達が、草を食みながら、のんびりと逍遥する様が、眼前に浮かび上がるのだ。 そこには・・・永遠の時・・・が刻まれている。
それが、Living Musicの試聴室に、遂に再現されたのである。

7年半という歳月、元プロの指揮者の生田榮と音咲か爺さんこと、私、広瀬勝治が、まさに寝食を忘れ、開発したMuseHeart スピーカーシステム「S-2C-GSX」が、ようやくその実力を、余すところなく発揮した瞬間でもある。このレファレンスCD「阿姐鼓」を完璧に鳴らし切るスピーカーを完成させんと心血を注いで、2008年3月には、完成していたことが、この瞬間に証明されたのである。
この世に神様がいるとしたら、私は両手を合わせて、「神様ありがとうございます」と感謝しただろう!と思った瞬間、不覚にも、大の大人、5人を前にして、音咲か爺さんこと、広瀬勝治は思わずひとり、落涙してしまった。

感胸に迫るとは、このことだろう!

イソダケーブルの開発者「礒田行智」さんに、感謝したい。 礒田さん曰く「広瀬さんの涙を見て、私もこのケーブルを15年掛けて、開発した甲斐があります!」と。
礒田さん、本当にありがとうございます!
音咲か爺さんには、既に、「お家に 音を 咲かせる」強力な武器(音を咲かせる 灰)が手中に用意されていたのだ。
さあー やるぞ!やるぞ!

両の手に、灰をいっぱい 抱え込んで 世界中に!
「枯れ木に 花を 咲かせましょう! お家に 音を 咲かせましょう!」

         2009年10月6日 音咲か爺さんこと、広瀬勝治 記す。




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